- 10th anniversary -
manabe aya best songs
in love solfege vol.2
lorem ipsum dolor sit amet
どこにでもいるぼくらの
とうめいな歌
誰かがえがいた
夢の面影に
おぼろげでもたしかな
カタチをあげよう
ドタバタ騒ぎも
みんなのみこんで
なにごとなく
あけてゆく
今日に
ごきげんよう
2014年よりlove solfegeに参加している
ボーカル・真名辺あやのデビュー10周年を記念し、
歌唱担当楽曲を集めたベストアルバム第二弾。
既発表曲8曲に書き下ろし曲3曲を加え、
楽曲に合わせた幅広い表現力を持つ
ボーカル楽曲の数々をお楽しみください。
Music: auguste beau
Arrangement: auguste beau
Vocal:manabe aya
Guitar: kato hiroaki
Drum:yabuki masanori
Accordion : fujino yuka
Recording engineer: saka tomotaka
Mix & mastered by: saka tomotaka
Art direction & Drawing: hamano masago
Design work: hashimoto kei
Director: manabe aya
タイトル:Lorem ipsum(ロレム・イプサム)
ジャンル:クラシカルアートポップス
ディスクナンバー:KDR-109
発売日:2025年8月17日
価格:【通常頒布価格】 2,300/(通販同時頒布)
love solfege C106 参加情報
参加日: 2025年8月17日(日)
スペースNo.: 西地区 "ま"ブロック-14ab
サークル名: love solfege
≫外部リンクコミックマーケット公式サイト
≫外部リンクコミックマーケット公式X
ダウンロード頒布情報
アルバム『Lorem ipsum』は、以下のサイトにてダウンロード頒布させていただく予定です。
頒布開始予定日:2025年8月17日
≫外部リンクBandcamp
≫外部リンクBOOTH
通信頒布情報
アルバム『Lorem ipsum』は、以下の販売業者さまに委託させていただく予定です。
≫外部リンクKodomore Records
≫外部リンクとらのあな
(※店頭委託頒布は新作発売から3か月間のみの頒布です)
≫外部リンクメロンブックス
(※店頭委託頒布は新作発売から6か月間のみの頒布です)
1. Lorem ipsum
歌:真名辺あや/作詞:真名辺あや/作曲:オーギュスト棒
複雑なコード進行にラージパーカッションを乗せた、ちょっとヘンテコリンな曲である。複雑なコード進行をするととても聞きにくい曲になってしまうため、できるだけ聞きやすく耳に入ってくるような曲を目指した。そのため1音1音正確に五線紙上に音符を置いていく必要があり、作曲には少々時間がかかった。最近は五線紙で作曲をしない方が多く、複雑な曲が減っていると感じている。少なくともこの曲は五線紙上で音符を置いていかないと作れない曲だと思っている。
曲想は少し童謡の風味が入っており、かっこよさはないが、かわいさのある感じが出せたと思う。音符上では多少不穏なかわいさではあるが…。歌詞が入って不穏な感じは和らいだので、言葉の力はすごいなと感じた。
レコーディングでは、多少ビブラートを抑えてもらう歌い方にしてもらった。個人的にはビブラートを抑えると子どもっぽい表現になると思っている。今回は歌のお姉さんと子どもの中間を目指してもらった。レコーディング1週間前のリハーサルでは少しお姉さんよりだったので、ちょっとだけ子どもっぽい表現に調節していただいた。本番で改めて、この曲の歌い方はこれしかないとストライクゾーンの狭さを実感した。真名辺あやちゃんには針に糸を通すような細かい調整に対応していただけてとても感謝している。ありがとうございます。
6. resonant strata
歌:真名辺あや/作曲:オーギュスト棒
壮大なコーラスで進行する映画音楽のような曲である。この曲に作詞のクレジットがないのは、真名辺あやちゃんが実験的に意味のない言葉で歌詞を生成するジェネレータで言葉を作ったからである。制作順序は作曲→作詞であるが、どういう内容になるかわからない中で作曲をするのは難しかった。実際には仮の世界観、背景、物語を設定してそれに沿って作曲した。
作曲の注文は「曲の調性があやふやな壮大なコーラスワーク」というだけだったので、「?」と思いながらも、このようなことがやりたいのかなと想像して制作していった。
今回、制作するにあたって、新しいコーラス音源を導入したのであるが、歌詞を入力するとその通りに歌ってくれるというすごい音源である。その分、マシンスペックも必要であるが…その音源の力を借りて、男性コーラスと、一部の女性コーラスを制作し、その上からさらに真名辺あやちゃんが何本もテイクを重ねていくという手法で作っていった。
調性があやふやなので、どのパートも歌うには難しく、相当練習が必要であると想像できる。しかし、実際のレコーディングでは、ほぼ歌い直し無くテイクを重ねていった。彼女の努力がにじみ出た1曲となった。
11. inside me
歌:真名辺あや/作詞:真名辺あや/作曲:オーギュスト棒
個人的には王道ポップスだと思っている。真名辺あやちゃんと飲みに行っているときにlove solfegeの「運命がはじまる」のような明るいポップスを作って欲しいとお願いされ、頭の中で半分その場で作った。帰ってからすぐイメージを作成し、真名辺あやちゃんに聴いてもらって、すぐOKをもらった。そういう点では作るのに苦労しなかった曲であるともいえる。
真っ先に思い浮かんだのは、ギタリストの加藤さん、ドラマーの矢吹さんの生演奏である。ギター演奏はキッチリ楽譜を書いて演奏していただき、ドラム演奏は仮ドラムを矢吹さんにお渡しし、自由に演奏していただいた。生演奏は曲に魂を吹き込んでいただけることが実感できて、すばらしいことだと思っている。加藤さん、矢吹さん、どうもありがとうございました。
歌のレコーディングでは、真名辺あやちゃんに自由に歌っていただいた。自分の中では、この曲はみんながのびのびと歌唱・演奏していただくことに決めていたので、良い結果が出せたと思っている。
いつものlove solfegeっぽい曲調ではないが、真名辺あやちゃんのデビュー10周年の曲にふさわしいものになったと思っている。改めて、デビュー10周年おめでとうございます。これからもよろしくお願いします!